初期導入OSがWindows 7のパソコンを、Windows 10にアップグレードした東芝dynabook Satellite B453の動作が極端に遅くなったとのご連絡をお客様から頂きました。
実際に起動時間を測ってみると、デスクトップが表示されるまでに実に4分近くかかっていました。

そこからさらにExcelの起動が50秒もかかっていて、仕事をなかなか始められる状態になっていません。

SSDに交換

そこでハードディスクを調べると、東芝の例のDT系という5400回転のものが組み込まれており、年数も相当でしたので、この際SSDへの交換をお勧めしましたら、即座にご発注を頂戴しました。
SSDが入荷し、早速交換に伺いました。
この機種は底面にネジ止めされたL型パネルを取り外すと、ハードディスクとメモリにアクセスできるので、交換作業がスムーズに進みます。
取り外したハードディスクとSSDをディスクコピーツールにセットし、転送を実施します。
因みに320GBの転送にかかった時間は、約1時間です。
転送が終わり、筐体にSSDを組付けて起動時間を測ると、70秒で起動しました。
そこから起動時に常駐するソフトの内、不要不急のものを停止して再度起動時間を計測すると、60秒を切りました。休止状態からの復帰ならば、わずか19秒です。
Excelも6秒で起動と大変高速化しました。
OSアップグレード作業の際に、ハードディスクからSSDへの交換は本当に効果的ですので、お勧めです。