クローンマシンとして2年余り愛用していたCentury 裸族のお立ち台DJクローンプラスSATA 6G Ver.2の筐体内部でネジ穴2か所が割れてネジが外れたため、筐体が開き気味になり、加えてハードディスクを差し込む部分のシャッターも軸部分が折れて、シャッターが外れてしまいました。
クローン動作そのものには問題がなかったのですが、このままだましだまし使うのも嫌だったので、新しく他社の同等品を探してみました。

これまで通りクローン時のエラースキップ機能と、USB3.0接続の外付けハードディスクケースとしても使えるものという条件で色々調べると、玄人志向 KURO-DACHI/CLONE+ERASE/ESKPという製品が金属筐体で頑丈そうということで、早速購入しました。

データ消去機能を試す

この製品にはクローンだけでなく、データ消去機能も搭載されており、手近の1万時間以上使用した複数のハードディスクをデータ消去してみました。
消去方法としては、(1)全セクタをゼロで上書きする方法、(2)全セクタをランダム値で上書きする方法、(3)SSDではSecure Erase機能で消去する方法が選べますが、今回は(1)の方法で消去してみました。
その結果、消去にかかった時間は次の通りでした。
1個体目
Western Digital 7200rpm 500GB HDD
2010年発売品
消去時間 : 84分
2個体目
Western Digital 7200rpm 500GB HDD
2010年発売品
消去時間 : 81分
3個体目
SEAGATE 7200rpm 500GB HDD
2011年発売品
消去時間 : 50分
この製品は進捗状況を示すランプが筐体前面に大きくついているので、どこまで作業が進んだかはっきり分かっていいですね。
しかし、消去方法を切り替えるディップスイッチが小さくて、しかもやや奥まっているので、指の爪ではスイッチのオン・オフを変更できません。シャープペンのペン先等1ミリ程の細くてある程度長さのあるものを使ってなら変更できます。
それはそうと今回試したハードディスクは、いずれもディスク上にエラーは検出されていないにもかかわらず、SEAGATE製のものは、Western Digital製と容量、回転数共に同じなのに、40%も早く消去したのはかなり意外でした。