普段仕事で使用しているプリンターは書類印刷用のCanonと、PCファックス用のBrotherのものです。先日PCファックスを使用した後、本日Excelで作成している請求書を印刷したら、通常使うプリンターに設定してある筈のCanonからではなく、PCファックスのウィンドウが表示されました。
設定がおかしくなったのかなと、コントロールパネルのデバイスとプリンター画面を調べると、いずれにも通常使うプリンターのマークが付いていませんでした。

それなのにPCファックスのウィンドウが表示されるのはおかしいと思いつつも、ひとまずCanonのプリンターを右クリックして、通常使うプリンターに設定メニューをクリックすると、警告ウィンドウに次のようなメッセージが表示されました。
このプリンターを通常使うプリンターに設定すると、Windowsは通常使うプリンターの管理を停止します。
ここはともかくOKボタンを押し、Canonのプリンターを通常使うプリンターに設定できたことを確認し、印刷を行って問題がないことを確認しました。
これはWindows 10の設定が原因でした。
スタートボタン → 設定デバイスプリンターとスキャナーとクリックして表示される画面にあるWindowsで通常使うプリンターを管理するスイッチがデフォルトでオンになっており、最後に使用したプリンターが通常使うプリンターに変更されてしまう仕様であるためでした。
先程の警告ウィンドウでOKボタンを押すと、このWindowsで通常使うプリンターを管理するスイッチがオフになるのですが、これはえらい迷惑な仕様です。
プリンターを複数台所有しているケースでないと、この設定は意味がありません。
設計事務所等で普段はA4プリンターで書類を印刷し、A3や大判のプリンターで設計図を印刷するといったケースを私はよく目にしているのですが、そういったところの社員さんはプリンターの切り替え方と戻し方はよくご存じなので、Windows 10のこの仕様はただのお節介にしかならないんじゃないかと思います。
最後に使用したプリンターを記憶させたいというのは、一体どういったシチュエーションなのか逆に気になりますね。
ともあれ取引先にパソコンを納める時は、ここの設定は気を付けるべきポイントですね。