Google Calendarでスケジュールを管理していて、任意のウェブページに予定を連携して表示させるためFullCalendarをよく使っています。
今回の案件はGoogle Calendar内に複数のサブカレンダを持っており、それぞれを色分けして連携させるというものでした。

まずメインのカレンダのIDは分かっているので、サブカレンダの方を調べることから始めます。

Google Calendar API Keyの取得と設定

Google Calendar API Keyはこちらからあらかじめ取得しておきます。
Google Calendarにログインし、設定の画面を呼び出します。
サブカレンダの統合というサブメニューをクリックすると、Calendar IDが表示されますので、これをメモします。
サブカレンダの数だけこの作業を繰り返します。
FullCalendarを用いてjQueryでスクリプトを下記の通り作成します。
$(function(){
$('#calendar').fullCalendar({
googleCalendarApiKey: '<YOUR API KEY>',
eventSources: [
{
googleCalendarId: '<YOUR CALENDAR ID>',
classname: 'mycalendar',
backgroundColor: '#F9CC68'
}
],
header : {
left : 'today prev,next',
center : 'title',
right : 'month,agendaWeek,agendaDay'
},
views : {
week : {
columnFormat : 'M/D [(]ddd[)]'
}
},
timeFormat : 'HH:mm',
defaultDate : '2018-01-01',
timezone : 'Asia/Tokyo'
});
});
なおFullCalendarのバージョンはこの文章作成時点ではVer.3です。
このスクリプトで留意する点は、次の4つです。
  1. Google Calendar API Key
    FullCalendarにGoogle Calendarを呼び込む都合上、必須ですね。
  2. イベントソース
    eventSourcesオプションに、サブカレンダのIDと背景色の値をセットにして、配列の形で記述します。
  3. ページを開いた時に表示を始める日付
    defaultDateオプションにYYYY-MM-DD形式で日付を記述します。
    例えば、毎月末に翌月の予定のページを追加する場合に、その月のカレンダーを表示させるには、その翌月1日を値としてページ内に埋め込んでおき、FullCalendar関数の外側で変数化しておくとよいでしょう。
  4. タイムゾーン
    最後にタイムゾーンはtimezoneオプションにAsia/Tokyoと記述します。
    これを設定しないと、協定世界時で表示されます。